旧小早川梅吉氏住宅(県指定文化財)

旧所在地 和歌山県日高郡日高川町三佐

主屋  桁行6.4m 梁間6.0m 入母屋造 茅葺

 旧小早川家住宅は、和歌山県中部の日高川町(旧中津村)三佐にあった伝統的な茅葺き民家で、建築に二間取りという古い形式を残している貴重な住宅です。
 三佐地区は日高川に沿った中山間部の農村で、産物としてはアユ、八朔、ミカン、シイタケ、木材、木炭などがあります。かつての小早川家は、家の前に茶園や畑を持ち、野菜を作るほか、シイタケ栽培を行っていました。
 
 移築復元された主屋は、その形式から今から250年程前の18世
紀後半に建てられたと考えられます。
 
玄関を入ると土間と板間が広がり、天井や建具が無いために開放的な空間になっています。土間の左側には板の間が前後二間あり、前のオモテはやや広く仏壇が設けられ、奥のナンドは食事をするためのイロリがあります。

  

   

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